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健康診断日誌 2009.06.29 絶食で検査をする理由

2009年06月29日

 健康診断や人間ドックのとき、基本的には食事を摂らずに受診していただきますが、これは特定の検査値が不正確になってしまうためです。
特に影響を受けてしまうのが、中性脂肪(別名トリグリセライド。TGとよく略されます)、血糖値(別名グルコース。GLUとよく略されます)の2つ。
食事を摂ると、この2つはグンと高値になってしまうため、食事をとった状態で検査を受けると、本当は正常なのに「脂質異常症(高脂血症)」、「糖尿病疑い」などと診断されてしまうかもしれません。

 そのほかにも、食事を摂っていると、腹部超音波検査や胃カメラなどの検査が行えなくなってしまいます。
うっかり食事をとって来院してしまったりしないよう、気を付けてくださいね。