2009年06月23日
2004年の厚生労働科学研究の推計値によると、一生のうちにがんになる確率は、男性で46.3％、女性で34.8％なんだそうです。
（余談ですが、日本にはきちんとした全国規模のがんのデータベースがないため、断片的な「推計値」しか出てこない、という問題があります。）
男性の半分、女性の３分の１ががんになるわけですが、どうせなるなら早く見つけて早く治したほうがいいに決まっています。
怖がってなかなか検査が受けられない方がいらっしゃいますが、私たち医療従事者からすれば、怖がって検査を受けないことの方がよっぽど怖いような気がしてしまいます。
どうせ見つけるなら早く見つけた方が後が楽ですし、治療費も安くなります。
病気がないならないで安心して暮らせるわけですから、やはり機会があればいろいろな検査を受けておいた方が結局おトク、と言えるかもしれません。