一覧へ

健康診断日誌 2009.06.19 バリウムより胃カメラ、除菌

2009年06月19日

 先日、消化器病学会総会の会長講演で、北海道大学の浅香正博教授が、胃がん検診を見直し、バリウム検査ではなく、ピロリ菌の検査・除菌と胃カメラによる検診を行うべきだと提言されたそうです。
ピロリ菌の除菌で胃がんのリスクが減るというデータがかなりそろってきており、「まずはピロリ菌の検査」というのはかなり現実的な話になっています。
日本ヘリコバクターピロリ学会のガイドラインでも、感染していたら除菌をするように、ということになっています。

 また、早期胃癌に限って言えば、バリウムによる検診より、胃カメラでの検診のほうが精度が高いのはやはり事実。
少し前の話になりますが、当院のドックの胃カメラで胃がんがみつかった方が、大学病院で手術前のバリウム検査を受けたところ、病変が写らなかった、ということがありました。
場所が悪かったり、条件が悪かったりするとそういうことが起きうるわけです。

 当院のドックでは、胃カメラが標準でコースに含まれています。
ピロリ菌の検査も、オプションでつけることができます。(¥3,000)